転職活動前にもう一度“試用期間制度”の確認を

試用期間制度をまとめてみましょう

 少しまとめるのが難しい試用期間制度。それは、個々の企業に委ねられている部分が大きいからです。労働基準法を見てみても特に記載されているわけではなく、裁判の判例を見ても、その全てに関しての記述があるわけではありません。
 その上でまとめてみると、おおよそ以下のようなことになるでしょう。

 ・試用期間とは、企業と労働者、双方のあらゆる部分においての相性の確認を行うための期間である
 ・時間的な意味で、どのくらいを試用期間とするかは会社ごとに異なるが、3ヶ月から6ヶ月が主流である
 ・試用期間中でも安易な理由や、社会通念上問題があると認められる理由では解雇することができない
 ・退職に関しても同様で、試用期間中に関わらず、労働契約後は適切な手順を踏んで退職しなければならない

転職者にも試用期間は必須の制度?

 試用期間は相性の確認を行うための期間である、というのが一番の注目点だと思います。
 転職希望者は、しばしば、「就職者ならわかるが、転職者にも試用期間を過ごさせる必要性があるのだろうか」と思うようです。しかし、その注目点を見てみれば、実際に雇い雇われてみないと相性の確認というのはできないわけですから、転職者にも試用期間は必須の制度であると言えるでしょう。

 20代の転職者という点に絞ってみれば、企業はなおさら、「相性を確かめる期間が必要だ」と感じるのではないでしょうか。
 あなたがどうかはわかりませんが、20代の転職者の中には、退職や転職の理由が非常にネガティブなものであるケースも多々見られるからです。

試用期間のない会社もある

 転職者にとっても試用期間は必須の制度であり、実際に転職サイトに載せられている求人を見てみても、試用期間を全く設けていない企業を見つけるのは簡単ではありません。

 しかし、試用期間のない会社もあります。
 そもそも会社の方針として設けていないところもあれば、転職者、特に募集中の職種に関して実務経験等がある程度ある人に対しては試用期間制度を適用させないとしているところもあります。

 そうした会社に狙いを定めるかどうかは別として、会社によって試用期間の扱い等がだいぶ異なることは知っておくべきでしょう。

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